バイデン大統領は24日、主要7カ国首脳会議(G7ミット)で、米軍は8月31日までにアフガンから撤退できる見通しだと語った。だが国家安全保障チームに対し、期限延長が必要になった場合に備えて緊急対策をまとめるよう指示した。欧州理事会(EU首脳会議)のシャルル・ミシェル議長(EU大統領)は、欧州の首脳数人が8月31日までにカブール空港から撤退するという米国の計画に懸念を示したとし、退避完了まで必要なだけ同空港を確保しておくようバイデン氏に呼びかけた、と話した。また民間人のアフガン撤退を支援しているグループは、27日を最後にカブール空港から出国できなくなり、米軍はその後、今月末の期限を守るための撤収作業に注力すると、欧米当局者から通知されたとしている。