カマラ・ハリス米副大統領を乗せたシンガポール発ベトナム行き航空機のフライトに一時的遅延が生じた。米国務省はこれについて、同氏のオフィスに対し、ハノイで「特異な健康被害が生じている可能性」が伝えられたとしている。政府当局者らはいわゆる「ハバナ症候群」に言及する際、この表現を使用している。ハバナ症候群は原因不明の健康被害が複数報告されるもので、キューバに駐在する米国務省職員が2016年末に初めて訴えたことで知られる。国務省は、調査の結果、ハリス氏が予定通りベトナムを訪問する判断が下されたとした。ホワイトハウスのジェン・サキ報道官は、今回の件がハリス氏を標的とするものだったとの情報は得られていないとしている。