世界銀行は24日、アフガニスタン国内の十数件のプロジェクトへの資金提供を凍結すると発表した。イスラム主義勢力タリバンによる統治の合法性に疑問があるためとしている。世銀は2002年以降、最貧困国を支援するグループ機関「国際開発協会(IDA)」を通じて、アフガニスタンの復興開発プロジェクト向けに約53億ドル(約5810億円)の資金提供を表明。世銀が今年発表した最新情報によると、IDAは4月時点で12件のプロジェクト(総額9億4000万ドル相当)に関与していた。また、世銀が管理する「アフガニスタン復興信託基金(ARTF)」を通じて、15件のプロジェクトに12億ドルの資金提供を表明済みだ。