サムスン電子の新型スマートウオッチ「Galaxy Watch4(ギャラクシーウオッチ4)」は、多くの点で平凡だ。もう一つの主要スマートウオッチブランドである「Apple Watch(アップルウオッチ)」と同じような問題を抱えている。毎日充電が必要なことやスマートフォンに大きく依存していること、医療従事者ではない私たちの大半には活用の仕方が分からない健康関連のグラフやデータがあふれていることなどだ。しかし、この8月27日発売のウオッチ4(250ドル=約2万7400円~、LTE接続モデルは300ドル~)は、サムスンウオッチの新機軸となる製品だ。グーグルの最新のウエアラブルデバイス向け基本ソフト(OS)「Wear(ウエア) OS 3」を搭載した初のサムスンのスマートウオッチだからだ。つまり、ウオッチ4では「グーグルマップ」や「グーグルプレイ」などのグーグルのOSで直接実行可能なグーグルネーティブのサービスを利用でき、グーグルプレイからウオッチ向けアプリをダウンロードできるということだ。