イスラム主義勢力タリバンが制圧したアフガニスタンからできる限り多くの人を国外に脱出させようと、米退役軍人や国防請負業者、援助活動家、元スパイなどそれぞれ異質なメンバーで構成される集団が必死の救出作戦を展開している。ジョー・バイデン米大統領が定めた米軍の撤収期限が刻一刻と迫っており、残された時間はわずかだ。  アフガンにはなお、数万人のアフガン協力者や米国人をはじめとする多くの外国人が取り残されている。だがバイデン氏は、現在米国が支配下に置くカブールの空港から、8月31日までに米軍を完全撤収する計画を堅持するとしている。