ジョー・バイデン米大統領はアフガニスタンで展開されている米国の退避作戦について定期的に発言しているが、アフガンの現状を実際より楽観的に語り、急速に悪化する状況を巡る批判をかわそうとしているとの指摘もある。バイデン氏は時として、米国とアフガン人協力者がカブールの空港に向かおうとする困難を軽視しているように見受けられる。また、自身のアプローチに対する国内外の意見の相違を取り繕っているほか、先週の混乱は不可避だったと主張している。タリバンは24日、アフガン人の出国を阻止すると警告。だがバイデン氏と上級補佐官らは、米国が米市民とアフガン人協力者の避難を継続できるとの楽観的な見通しを示した。現地での目撃情報によると、タリバンは道路を封鎖し始めている。だがタリバン関係者の一人は、新たな方針は外国渡航の書類を持たないアフガン人にのみ適用され、空港周辺の群衆を縮小することが目的だとしている。
アフガン巡るバイデン発言に批判、現状と隔たり
楽観的に語る大統領、カブール退避時の混乱は不可避だったとも主張
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