【ソウル】韓国のアプリ開発者は、米アップルと米グーグルが義務づける「デジタル有料道路」を間もなく迂回(うかい)できるようになる。だがこの変化は、アプリ開発業者や消費者にとって当初は効果が見えにくいかもしれない。
韓国国会は先週、アップルとグーグルがそれぞれのアプリストアから配信するアプリに対し、自社の決済システムを義務づけるのを阻止する法案を可決した。こうした法案は世界初で、大統領の署名を経て数週間以内に施行される可能性がある。成立すれば、韓国のアプリ業者は、ユーザーが他の決済プラットフォームでの支払いを選択した場合、両社が課す最大30%の手数料を回避できる。