米連邦検察当局は、米航空機大手ボーイングの「737MAX」型機の2件の墜落事故を巡り、同社の元パイロットを刑事訴追する見通し。航空規制当局に対し、事故の原因となった安全性に関する問題で誤解を与えるような情報を提供したとしている。事情に詳しい関係者らが明らかにした。737MAXの開発時に技術パイロット責任者だったマーク・フォークナー氏は、数週間以内に訴追される見込みだという。同氏は責任者として、各航空会社のパイロットが新型機導入の際に行うべき訓練などに関し、連邦航空局(FAA)との調整役を担っていた。フォークナー氏が具体的にどのような罪状で訴追されるかは明らかになっていない。ボーイングは今年に入り、検察との間での刑事和解案件で、従業員2人が同社および自らの利益目的で、737MAXの訓練についてFAAを欺こうと共謀したことを認めている。
ボーイングの元パイロット訴追へ 737MAX巡り
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