中国・北京郊外に20日、「ユニバーサル北京リゾート」が正式オープンする。中国の消費者に米ハリウッド体験の提供を目指した数十億ドル規模の大型リゾート計画は、中国国営メディアによると、最初の合弁設立合意からここまで20年を要した。プロジェクトにはテーマパーク「ユニバーサル・スタジオ北京(USB)」のほか、2軒のホテルが含まれる。米ケーブルテレビ(CATV)大手コムキャスト傘下のNBCユニバーサルは、娯楽事業で逆風に見舞われており、新型コロナウイルス禍からの回復を図る上でも、USBを成長の起爆剤としたい考え。これまでのところ、消費者の反応は良好だ。オープン初日のチケットは受付開始から数分で売り切れとなり、予約システムは一時パンク状態に陥った。ソーシャルメディア上では、試験営業期間にテーマパークを訪れた人々がハリーポッターに扮(ふん)した姿やミニオンのアイスクリームを食べる様子などを数多く投稿している。
ユニバーサル北京、米中関係冷え込む中でオープンへ
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