中国で卵子凍結を求めて独身女性が起こした裁判で、約2年ぶりに審理が再開された。テレサ・シューさんは2018年、北京の産婦人科病院で卵子を凍結しようとしたが、結婚していないことを理由に拒否された。当時30歳だった。シューさんは翌年、病院を相手取り訴訟を起こした。17日の審理でも、まだ判決は出なかった。現在33歳のシューさんはウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)に対し、裁判所が卵子凍結の手順や影響について専門家に証言させる機会を与えてくれたことをうれしく思うと述べた。シューさんはこの日、審理開始に先立ち、北京の地裁の前で記者団に長期戦を覚悟していることや、刻々と進む体内時計を意識していることを語った。「卵子は私と一緒に年をとってきたので、時間はますます差し迫っている」