米フロリダ州在住のジョン・ディドンナさんは、スーパーマーケット「ウィン・ディキシー」の店舗でレジに並んでいる時、近くにいた買い物客が、新型コロナウイルス時代の快適な距離より近づきすぎていることに不安を覚えた。ディドンナさんはその男性に「一歩下がって」と伝えた。すると男性は余計に近づいてきた。ディドンナさんは「キレた」という。「俺のことがそんなに好きなのか」とかみついた。相手が言い返したため、ディドンナさんは「4文字語をちりばめた」汚い言葉を投げつけた。「その後、急に恥ずかしくなった」。劇場プロデューサーを務めるディドンナさんは最近、かんしゃくを起こしやすくなったと話す。コロナの影響が1年半も続き、リハーサル中のマスクの有無や、従業員のワクチン接種、公演を継続するか中止するか、どのような形で行うかなど、あらゆる判断を迫られてきた。「この状況を乗り切るのにもう疲れ果てた」と言う。
すぐキレる大人たち、コロナのストレス限界に
レストランの給仕係や航空会社スタッフは感情をあらわにする客が増えたと感じている
有料会員限定
あなたにおすすめ