米有力大学の一部で経営学修士(MBA)課程の志願者が大幅に減少、あるいは伸び悩んでいることが分かった。2020年には志願者が急増しいていた。ノースウェスタン大学ケロッグ経営大学院では、秋から始まる21年度の志願者が20%減少。またコロンビア大学経営大学院も志願者数が2019年を上回ったものの、前年比では6%減となった。19年は労働市場が過熱していたこともあり、これら学校への関心が低かった。ペンシルベニア大学ウォートン校は昨年の志願者は21%増加したものの、今年は2%の増加にとどまった。ハーバード大学経営大学院も約5%の増加で、多くの専門家による予測を大きく下回り、志願者からの関心が高止まりすると期待していた他の有力校のMBA志願者も比較的低い伸びとなった。