米連邦準備制度理事会(FRB)が今週発表する「ドットチャート」と呼ばれる金利見通しは、6月に発表された前回予想に比べ、よりタカ派的な金融政策見通しを示すとエコノミストは予想している。FRBは22日、政策金利を設定する連邦公開市場委員会(FOMC)による今後数年間の経済活動と金融政策の見通しとともに、このチャートを更新する予定だ。最新チャートでは、政策当局者による2024年までの短期金利目標の最新予想が示され、その予想中央値が抽出される。FRBは、経済活性化を促すための米国債および住宅ローン担保証券(MBS)の買い入れ措置を停止するまで、金利変更について決定を下すことはないと示唆している。今週もしくは11月のFOMCで、毎月1200億ドル規模で行われている資産買い入れを縮小し、停止に向けて移行することが決定されると広く予想されている。当局者はその後に、ゼロ近辺にある政策金利の目標レンジをいつ引き上げるかという課題に取り組む可能性がある。足元の金利水準は新型コロナウイルス感染流行で世界経済が壊滅的な打撃を受けた2020年3月に設定された。
FRBドットチャート、予想利上げ回数じわり増加か
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