新型コロナウイルスに感染し死亡した米国人の数は、1918~19年の「スペイン風邪」のパンデミック(世界的大流行)による死者数を上回った。米ジョンズ・ホプキンス大学によれば、新型コロナウイルス感染による米国での死者数は、20日に67万5000人を突破。米疾病対策センター(CDC)は約100年前のパンデミックでもほぼ同じ数の人が犠牲になったとしている。100年前と比較すると、当時の米国の人口は現在の3分の1程度だったため、人口に対する影響は当時の方がより大きかったことになる。また新型コロナでは高齢者世代に最も深刻な症状が見られるが、スペイン風邪では幼児や若年層の成人なども甚大な被害を受けたと保健当局者らは述べている。
米コロナ死者数、1918年「スペイン風邪」上回る
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