――筆者のウォルター・ラッセル・ミードは「グローバルビュー」欄担当コラムニスト ***  米英豪の安全保障の枠組み「AUKUS」からのけ者にされ、400億ドル(約4兆3800億円)の豪州向け潜水艦建造計画をキャンセルされたフランスは先週、猛烈に反発した。これは、フランスの洗練されたピーク(編集部注:英語で立腹の意味だが、フランス語ではピケと発音し畝織を指す)の鑑定家たちに、またとない悦楽の時間を提供した。仏政府がこうした気分になった際に呼び戻す外国の駐在大使は(2020年の駐トルコ大使、2019年の駐イタリア大使の例のように)通常は1人だけだ。