米製薬大手ファイザーとドイツのバイオ医薬品ベンチャー、ビオンテックが共同開発した新型コロナウイルスワクチンの子ども向け接種について、米食品医薬品局(FDA)による承認は11月以降となる可能性がある。事情に詳しい関係者が明らかにした。ファイザーとビオンテックは28日、5~11歳の子どもを対象としたワクチン接種のデータを米規制当局に提出した。申請については数週間に行うとしている。これまではFDAによる承認に向けた申請を早ければ9月末にも行うとしていた。保護者や専門家らの間では、早ければ10月にも子どもの接種が可能になるとみられていた。だが、事情に詳しい関係者によると、ファイザーは10月半ばまでに承認申請を完了しない可能性があり、このため、FDAの承認も10月末のハロウィーンから11月第4木曜日のサンクスギビング(感謝祭)の間までには行われない可能性がある。