米ユナイテッド航空の親会社ユナイテッド・エアラインズ・ホールディングスは、期限までに新型コロナウイルスワクチン接種を行わなかった600人近くの従業員を解雇する計画を進めている。同社関係者が28日に明らかにした。ユナイテッド航空は8月、米国内の6万7000人の従業員全員にワクチン接種を義務付けると発表した。関係者によると、接種期限である27日を過ぎたため、ワクチン接種を受けていない従業員593人の解雇手続きを開始している。これら従業員は、正式な解雇会議の前にワクチン接種を選択すれば、雇用は継続されるという。ユナイテッド航空のスコット・カービー最高経営責任者(CEO)とブレット・ハート社長は従業員宛ての書簡で「この決断が一部の人たちにとって不本意なものであったことは承知している。だが、ワクチン接種を受けたことで、入院や死を免れた人がいることは間違いない」と述べた。