――筆者のジョアン・S・ラブリンは元WSJキャリア担当コラムニスト。近著に「Power Moms: How Executive Mothers Navigate Work and Life」がある ***  多くの母親にとって、昨今の米国で働くのは容易なことではない。  米国勢調査局のデータによると、学齢期の児童を抱える母親およそ350万人が、昨年に新型コロナウイルスの感染が拡大した際に失業や休職し、労働市場から去っていった。足元の感染再拡大で自宅でのオンライン学習に戻る学校もあり、再び母親の負担となっている。  「多くの女性が仕事復帰の計画をさらに遅らせるだろう」。