米国の大規模な大学基金は、過去数十年で最大の投資利益を記録している。ベンチャーキャピタル投資の大きなリターンと株式相場の高騰によりポートフォリオが強化されたからだ。ミネソタ大学基金は6月30日までの1年間で49.2%、ブラウン大学基金は50%超のリターンを得たという。未公表の投資利益について知る関係者が明らかにした。一方、デューク大学は先週末、同大学の基金の収益率が55.9%となったことを発表した。ワシントン大学(セントルイス)は先週、過去最大の年率65%のリターンを記録し、管理する基金の規模が153億ドル(約1兆7100億円)に拡大したことを明らかにした。バージニア大学基金の収益率は49%。大学基金の収益には、寄付金の一部とその他の長期投資が含まれている場合がある。