年収が低い会社ランキング2021最新版
北海道・東北地方で上位の顔触れは?

 今回は、上場企業の有価証券報告書に記載された平均年収のデータを使って、「年収が低い会社ランキング2021」をお届けする。対象は、北海道・東北地方(北海道と青森、岩手、宮城、秋田、山形、福島の6県)に本社がある上場企業で、単体の従業員数が20人以上の企業とした。対象期間は2020年4月期~21年3月期。

 では、最新版の年収が低い会社ランキングの上位の顔ぶれは、果たしてどうなっているだろうか。早速、確認していこう。

ベスト3は前回と同じ顔触れ
トップは唯一の200万円台

 年収が低い会社ランキングで1位となったのは、宮城県が本社の警備事業会社のトスネット。交通誘導や施設、列車見張り警備事業を手掛けており、従業員数は156人で、平均年齢は43.3歳の企業だ。

 平均年収は226.1万円と、唯一300万円を下回っており、北海道・東北地方のみならず、全国で最も低い額となった。

 前回のランキングでも北海道・東北地方で1位(平均年収262.4万円)だったが、今回は前回の平均年収からさらに13.8%も減少する結果となった。