米議会は30日、12月3日まで連邦政府の資金を手当てするつなぎ予算を賛成多数で可決した。採決結果は上院が63対35、下院は254対175だった。ジョー・バイデン米大統領の署名を経て成立する。この予算案には災害支援金286億ドル(約3兆2000億円)、アフガン難民の定住支援金63億ドルなどが盛り込まれた。民主党は当初、つなぎ予算に債務上限を停止する条項を盛り込もうとしたが、共和党の反対に遭って実現しなかった。議会では債務上限を巡る与野党対立が続いている。連邦政府の手元資金は早ければ10月18日にも枯渇する見込みで、それ以前に決着をつける必要がある。