米フェイスブックは30日、若年層にユーザーを広げる取り組みを巡り、米議会上院の公聴会で批判にさらされた。ソーシャルメディアの利用が子どもに与える悪影響についての同社幹部の認識なども焦点となった。フェイスブックの内部調査では、同社傘下の画像共有アプリ「インスタグラム」が10代少女の多くに与える影響として、ボディーイメージを巡る問題や、不安やうつの悪化が挙げられた。民主・共和両党の議員はこの日、内部調査を無視したとして、フェイスブックを批判した。ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)はこの内部調査に関する報道を行っている。民主党のリチャード・ブルーメンソル議員(コネティカット州)は「フェイスブックは常に子どもたちのオンライン上の安全よりも、利益を優先している」と述べた。同議員は公聴会を開催した商務委員会の消費者保護に関する小委員会の議長を務める。