米娯楽・メディア大手ウォルト・ディズニーは30日、マーベル映画「ブラック・ウィドウ」に主演した俳優のスカーレット・ヨハンソンさんと和解した。両者は作品の出演料を巡り法廷で争っていた。ヨハンソンさんはディズニーが「ブラック・ウィドウ」を劇場公開と同時に動画配信サービス「Disney+(ディズニー・プラス)」で配信したことについて、契約に違反すると主張していた。和解の詳細は明らかになっていない。事情に詳しい関係者らによれば、ヨハンソンさんは映画出演料として受け取った2000万ドル(約22億2500万円)に上乗せする形で、ディズニーから8000万ドルの支払いを要求。劇場公開と同時に動画配信サービスでも作品を提供したことで、興行成績に準じて支払われるボーナスに影響が生じたと主張していた。