米アマゾン・ドット・コム創業者ジェフ・ベゾス氏が所有する宇宙ベンチャー、ブルーオリジンを巡り、元従業員らによる書簡を連邦航空当局(FAA)が調査していることが分かった。書簡はブルーオリジンが一部ロケットに関し、安全性よりもスピードを優先させたと主張している。書簡は30日にオンライン上で公開され、ブルーオリジンの安全性を巡る懸念や、社内でのセクハラ疑惑に関する内容が記されていた。署名した元従業員にはアレクサンドラ・エイブラムス氏の氏名が含まれ、同氏もその事実を認めている。書簡は現職や元従業員を含むその他20人も署名したとしているが、その氏名は公表していない。FAAは声明で、書簡で明らかになった安全性に関する疑惑を調査しているとし、このような指摘は真剣に取り扱うとした。