米アマゾン・ドット・コムのハードウエアに対する野心は年々大きく、そして奇妙になっている。投資家がそれを定量化するのは難しいとしても、同社の狂気には以前から手法が伴っている。アマゾンはここ数週間に自社製品のラインアップを拡充している。9月初旬には、同社のブランド名を冠した初のテレビセットを発表。価格帯は370~1000ドル(約4万~11万円)超とした。先週には電子書籍リーダー「キンドル・ペーパーホワイト」をアップデートした。今週初めには、初のスマート温度計から初の家庭用ロボットに至るまで、10種類の新製品を発表した。さらに、小型ドローン「リング・オールウェイズ・ホーム・カム」の発売計画もようやく明らかにした。このドローンは室内を飛び回ってセキュリティモニターとして機能するもので、昨年初めて発表されたが、販売には至っていなかった。