まるで陰謀論者の心配事はまだ足りないと言わんばかりに、ノースウエスタン大学のエンジニアたちが空飛ぶマイクロチップを開発した。9月23日付のネイチャー誌によると、空中を浮遊するこの「電子マイクロフライヤー」は、カエデの葉がゆらゆらと地面に舞い落ちるように、風によって至るところに運ばれる。砂粒くらいの大きさで、エンジンは搭載していない(筆者のマイクロエンジニアリングに関する知識によれば、マイクロチップに搭載するエンジンは非常に高度なメカニック――少なくともサーブやメルセデスに匹敵――を必要とする)。マイクロフライヤーを開発するため、エンジニアたちは風によって拡散される種子の動きを研究し、大気汚染や空気感染性疾患の監視に使うのに十分な速度で落下する機器を設計した。なんとも素晴らしい。