ネットフリックスにとって、コロナ禍後の不振からの回復は複雑な筋書きであることが明らかになりつつある。予期せぬ展開の一つは、韓国制作のサバイバルドラマ「イカゲーム」だ。9月17日に配信が開始されたこのドラマはたちまち、ネットフリックスのテレビシリーズで過去最大のヒット作となった。ネットフリックスのテッド・サランドス共同最高経営責任者(CEO)は先月開催されたIT(情報技術)業界のイベント「コードカンファレンス」で、その成功が同社にとってさえも予想外だったことを認めた。ネットフリックスは19日に発表した7-9月期(第3四半期)決算で、配信後1カ月に同シリーズを視聴した世帯が1億4200万に達し、それまで首位だった「ブリジャートン家」の視聴世帯数8200万を抜いた。
ネットフリ株価、「イカゲーム」人気でも力及ばず
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