―投資家向けコラム「ハード・オン・ザ・ストリート」 ***  ネットフリックスにとって、コロナ禍後の不振からの回復は複雑な筋書きであることが明らかになりつつある。  予期せぬ展開の一つは、韓国制作のサバイバルドラマ「イカゲーム」だ。9月17日に配信が開始されたこのドラマはたちまち、ネットフリックスのテレビシリーズで過去最大のヒット作となった。ネットフリックスのテッド・サランドス共同最高経営責任者(CEO)は先月開催されたIT(情報技術)業界のイベント「コードカンファレンス」で、その成功が同社にとってさえも予想外だったことを認めた。