米投資会社ブラックストーンは、女性向け補正下着メーカー、スパンクスの過半数株式を取得する。スパンクスが外部投資家から出資を受けるのは今回が初めて。合意では、スパンクスの企業価値を120億ドル(約1兆3700億円)と評価した。創業者のサラ・ブレークリー氏は相当な持ち分を維持し、引き続き業務を統括する。またブラックストーンの株式取得完了後、執行会長に就任する。ブレークリー氏は2000年、5000ドルを元手にスパンクスを創業。女性にとって着心地の良い素材を使った補整下着が見つからないことに起業のヒントを得て、補整下着に革命をもたらした。長年「商品を通じて女性を擁護する」と述べていたブレークリー氏。今回の取引では、ブラックストーン側も全員女性のディール担当チームと交渉した。担当の弁護士チームも女性で、ブラックストーンとスパンクスは、取締役会も全員女性を任命する計画だとしている。