連載「ダイヤモンド決算報」では、44業界の主要企業について直近四半期(2021年2~6月)の決算における売上高を基に各社が置かれた状況を分析してきた。今回は、中でも反響の大きかった記事をピックアップして紹介する。
日立・東芝・三菱電機…コロナ前比の増収率で浮き彫りになった「格差」
ダイキン工業、日立製作所、東芝、三菱電機、三菱重工業の産業用装置・システム/業務用機器業界5社の四半期増収率(前年同期比)は、全てプラスとなった。しかしこの大幅増収の背景には、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けて比較対象の20年4~6月期に売り上げが大幅に減少していた事情がある。そこでコロナ前の実績と比較してみると、業界内で明暗がくっきり分かれている現状が明らかになった。
東京海上・SOMPO・MS&ADで唯一、2四半期連続減収に陥った会社とその要因は?
損害保険業界3社の四半期増収率は、東京海上ホールディングス、SOMPOホールディングスがプラスとなった。一方で、MS&ADインシュアランスグループホールディングスは前年同期比1割超の減収だった。経常収益の面で明暗が分かれた要因とは。
日本電産・村田製作所…電子部品6社、コロナ前から2割超増収の「勝ち組3社」は?
日本電産、村田製作所、京セラ、TDK、オムロン、日東電工の電子部品業界6社は、いずれも2~3割超の大幅増収だった。各社が好業績に至った要因とは何だったのか。また、コロナ前と比較した場合、特に「勝ち組」といえる企業はどこなのか。
★連載「ダイヤモンド決算報」では44業界の四半期業績を分析。そのほかの記事はこちら。