筆者がインターネット上の仮想空間「メタバース」から学んだことが一つある。アバターにも魅力があるというのは本当だ。筆者のアバターが仮想世界のコメディーショーで他のアバターの目に留まったのも、不思議ではないのかもしれない。なにせ筆者のアバターは息をのむような見た目をしている。顔はレゴ人形にそっくりで、両手は体から離れており、両足はなく、幽霊のように宙に浮いている。それでも、壇上のコメディアンのアバターが、筆者を「かわいい子」と呼んだ際、完全に意表を突かれた。それだけではない。部屋に40人余りいる、空中を漂うデジタル人間の注目を一身に集め、実物の筆者も緊張した。だが、ふと思い出した。実際は、仮想現実(VR)ヘッドセット「Oculus Quest(オキュラス・クエスト)2」を着けて1人でホテルの部屋にいるのだと。
メタバースで24時間、記者が過ごしてみた
未来の3次元空間で丸一日、会議や交流・ワークアウトを体験 その感想は?
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