来週から始まる米国のホリデーシーズンは、航空会社と監督当局や空港にとって、急増している乗客の迷惑行為への対策や旅行者の緊張緩和策などを十分に行っているかが試されそうだ。米連邦航空局(FAA)によると、今年は11月9日時点で、機内マナーの悪い乗客のトラブルに関する報告が5114件あり、970件超について調査が行われた。2019年には、乗客の問題行動をFAAが調査した件数は150件を下回っていた。こうした事例の中には、サウスウエスト航空の職員が先週末、女性乗客に殴られたとされ、病院に搬送された(ダラス警察発表)ケースも含まれている。FAAによると、同局に報告されたトラブルのうち4分の3近くはマスク着用関連であり、マスクの着用方針をめぐる言い争いがこじれたケースが複数あった。
ホリデーシーズン到来、航空会社は迷惑行為対策万全か
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