米国の情報機関は今春、中東の同盟国であるアラブ首長国連邦(UAE)の港湾に、中国が軍事施設と疑われるものを秘密裏に建設していることを把握した。事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。バイデン政権はこれを受け、中国軍の駐留が米国とUAEの関係を脅かす恐れがあるとUAE政府に警告した。その後、米政府関係者の訪問や会合を経て、最近になって建設が中止されたという。こうした情報や米国の警告は、UAEの首都アブダビ近郊の港にある建設現場に関するものだった。関係者によると、UAE政府は米軍の駐留を受け入れており、米国から最新鋭戦闘機や無人機の購入を目指しているが、中国の活動が軍事的性質を持っていることは認識していなかった。
中国の極秘建設活動、米の警告でUAEが阻止
有料会員限定
あなたにおすすめ