米金融大手ゴールドマン・サックス・グループが福利厚生制度の拡充に動いている。新型コロナウイルス流行をきっかけとしてキャリアを見直す人々が増える中、新規採用や従業員の引き留めでプラスになると期待している。従業員宛ての29日のメモによると、ゴールドマンは流産に関連した有給休暇を新たに提供するほか、忌引休暇の期間を拡大する。勤務歴の長い社員を対象に、無給の「サバティカル」休暇も導入する。ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)がメモを確認した。金融大手は人材獲得で競争を激化させる一方、従業員の間の燃え尽き症候群にも対応しようと取り組んでいる。ゴールドマンが今年行った内部調査によると、入社1年目のアナリストの一部は勤務時間が平均で週95時間だったほか、仕事のストレスが心身の健康を損なっていることが報告された。
ゴールドマン、福利厚生を拡充へ 燃え尽き症候群にも対応
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