米金融大手ゴールドマン・サックス・グループが福利厚生制度の拡充に動いている。新型コロナウイルス流行をきっかけとしてキャリアを見直す人々が増える中、新規採用や従業員の引き留めでプラスになると期待している。  従業員宛ての29日のメモによると、ゴールドマンは流産に関連した有給休暇を新たに提供するほか、忌引休暇の期間を拡大する。勤務歴の長い社員を対象に、無給の「サバティカル」休暇も導入する。ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)がメモを確認した。  金融大手は人材獲得で競争を激化させる一方、従業員の間の燃え尽き症候群にも対応しようと取り組んでいる。