文字数にせよ個性にせよ、ジャック・ドーシー氏にも制限があるようだ。アクティビスト(物言う株主)のエリオット・マネジメントから1年半余りにわたって圧力を受けてきたドーシー氏が、ツイッターの最高経営責任者(CEO)を退任する。ツイッターが29日に明らかにした。ドーシー氏の後任としてパラグ・アグラワル最高技術責任者(CTO)が即日CEOに就任し、ドーシー氏は来年の任期満了までツイッターの取締役にとどまる。ツイッターの株価は発表直後に上昇したが、午後の取引で失速した。ドーシー氏は、モバイル決済サービス企業スクエアの共同創業者でCEOでもあり、2つの会社を並行して経営できることを示すために努力を重ねてきた。ツイッターは3月、エリオットが同社株の約4%を取得したことを受け、エリオットとパートナーシップを結んだと発表。エリオットはドーシー氏の注意が分散していることや、昨年の一部をアフリカで過ごす計画などを問題視し、同氏の解任を要求してきた。ドーシー氏は後に「新型コロナウイルスやその他の状況を考慮して」アフリカ滞在を中止すると述べた。
ドーシー氏、ツイッターで個性発揮に限界
ツイッターを去るのは正しい判断だが、同社の問題解決はまだ先
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