新型コロナの変異ウイルス「オミクロン株」の感染拡大を巡る政府による新たな規制や先行き不透明感から、欧州では航空会社が予約の減少見通しを示し、企業幹部は出張計画を微調整している。域内各地で予定されていたイベントを中止または縮小した組織も複数ある。オミクロン株が先週確認されて以降、航空大手で初めて決算を発表した英格安航空会社イージージェットは、顧客がフライトを先送りしており、予約がやや低迷しつつあると述べた。ヨハン・ラングラン最高経営責任者(CEO)は電話による決算会見で、顧客は休暇や予約を帳消しにするのではなく、後日に変更していると指摘。「行動を起こす顧客は、来年の早い時期に予約を取り直している」と述べた。