文在寅大統領の就任後
進む韓国社会の分断
文在寅氏が大統領就任後に直ちに進めた「積弊の清算」では、「進歩」と呼ばれる革新系と保守系の分断を助長してきた。
貧富の格差はますます拡大し、持てる者と持たざる者が互いを侮辱し、軽蔑し、そして反目するようになった。
年齢層でも分断が広がり、若者の住宅購入、結婚、育児の夢を奪い、既存世代との反目を助長してきた。ソウルと釜山市長選挙での与党の大敗が物語っている。
男性と女性の間でも、フェミニズム運動の是非をめぐり対立している。
経営者、労働組合も相互の利益のために協力する姿勢は見えず、対立を繰り返している。
司法や捜査機関も判事や検事の政治的性向で判決や捜査状況が左右されてきた。そのため同様な事件で異なる判決が繰り返されている。
メディアも政治性向によって、その報道内容に大きな差が生じている。