「気にするな」というアドバイスは、1ミリも役に立たない。ひろゆき氏(撮影:榊智朗)

現在、日本中で大ブレイク中のひろゆき氏。
彼の代表作『1%の努力』では、「考え方の根っこ」を深く掘り下げ、思考の原点をマジメに語っている。この記事では、ひろゆき氏にさらに気になる質問をぶつけてみた。(構成:種岡 健)

だって、気になるから

 あなたは誰かに相談したことがありますか?

 会社で嫌な同僚がいたり、親戚に面倒くさい人がいたり、友達グループの中で苦手な人がいたり……。

 そういうことを誰かに相談すると、「気にするな」と言われると思います。

「気にするな」って、究極の他人事ですよね。

 だって、気になるんだから相談しているわけです。

 ということで、どうしても気になって嫌な人がいる場合、どうすればいいのか。その対処法を見ていきましょう。

「対等」に向き合う

 対処法は、簡単です。

 もっと嫌われることを目的に生きてみてください。

 嫌いな人からは、とことん嫌われるのです。自分の非を認めると、ますます浸け込んできます。

 嫌なことを言われたら言い返す。だって、もっと嫌われたいから。
 嫌なことをされたらやり返す。だって、もっと嫌われたいから。

 そういうマインドで臨んでみてください。

 すると、相手は離れていきます。なぜなら、何も言ってこないと思っていたからです。つまり、あなたのことを下に見ていたんですよね。

 嫌なことをやり返すと相手と対等になります。その一面を少しでも見せればいいんです。

 まあ、勇気はいると思いますけど、だからこそ「もっと嫌われることが目的だ」と、考え方を変えてみるんです。

 一度やってみれば、「こんなことで楽になるなら、もっと早くやっていればよかった」と思うはずですよ。

ひろゆき
本名:西村博之
1976年、神奈川県生まれ。東京都に移り、中央大学へと進学。在学中に、アメリカ・アーカンソー州に留学。1999年、インターネットの匿名掲示板「2ちゃんねる」を開設し、管理人になる。2005年、株式会社ニワンゴの取締役管理人に就任し、「ニコニコ動画」を開始。2009年に「2ちゃんねる」の譲渡を発表。2015年、英語圏最大の匿名掲示板「4chan」の管理人に。2019年、「ペンギン村」をリリース。主な著書に、38万部を突破した『1%の努力』(ダイヤモンド社)がある。