海外旅行ガイドブックの決定版『地球の歩き方』から、今回紹介する記事は「フィリピンの現在」についてです。観光や留学、ビジネスなど、日本から多くの人が訪れるフィリピン。11月11日現在、感染者数は落ち着いていますが、ワクチン接種率は30%程度にとどまっています。入国には特別なビザが必要で、ビザがある場合でもさまざまな制限が課されます。ロックダウンなどの規制は徐々に緩和されているものの、コロナ前の状態に戻るにはまだしばらく時間がかかりそうです。(文/『地球の歩き方ガイドブック D27 フィリピン』編集担当 有限会社アナパ・パシフィック 井脇直希 写真/ユニカセ、アナパ・パシフィック)
観光客の受け入れ状況
フィリピンでは新型コロナウイルスのワクチン接種率が30%程度にとどまっており、2021年11月現在、外交ビザや特別なビザを保有している外国人のみ入国が許可されています。日本は「イエロー」国に該当し、2回のワクチン接種を受けている日本国籍保持者は10日間(完了していない人は14日間)の隔離措置を経る必要があります。ほかにも事前に電子調査書への登録やホテルの予約が必要で、到着後にもさまざまな手続きを踏まなければなりません。