大稻埕慈聖宮廟前にあるガジュマルの下でローカルフードに舌鼓大稻埕慈聖宮廟前にあるガジュマルの下でローカルフードに舌鼓

海外旅行ガイドブックの決定版『地球の歩き方』から、今回紹介する記事は「台湾・台北 旅の最新事情」です。私は今、台湾南部の台南という街で暮らしています。ここでは日中はまだまだ汗ばむ陽気の日が多いのですが、立秋が過ぎたあたりから夜はぐっと気温が下がり肌寒くなりました。今回は、10月下旬から11月上旬にかけて同じ台湾の北部・台北を訪れましたので、街の様子や感染対策の現状を数回に分けてレポートします!まず前編でご案内するのは、台北市の西部、大稻埕(迪化街)エリア。伝統的な風情が残る大稲埕(ダーダオチェン)の中で、特に今回は迪化街の北側エリアのおすすめスポットをご紹介します。(文/地球の歩き方書籍編集部 写真/トラベル・キッチン〈大西稚恵〉)

台湾のコロナ感染状況と
感染対策について

乾物店の店頭にある検温、実名登録制のQRコード乾物店の店頭にある検温、実名登録制のQRコード

 11月16日現在、台湾のコロナ警戒レベルは第2級です。感染者ゼロが続く日も増えてきましたが、今も外出時のマスク着用(室内外での運動、写真撮影など一部着用不要)が義務付けられており、注意を受けても従わなかった場合は3000元(約1万2000円)以上、1万5000元(約6万円)以下の罰金が科せられます。飲食店や鉄道の改札前には検温、消毒、実名登録制のQRコードが置かれ、水際対策はバッチリ。11月に入ってから高鐵(台湾新幹線)や台鐵(台湾鉄道)では飲食が可能になり、高鐵は全席指定から自由席の販売が再開されました。また、これまで接客を伴うバーなどは休業対象となっていましたが、11月16日から条件付きで再開されています。