香港の立法会議員選挙が19日に実施されたが、20年以上前に香港が英国から中国に返還されて以降、最低の投票率となる見通しだ。登録済み有権者450万人のうち、締め切り1時間前の午後9時半の時点で投票を終えたのはわずか29.3%。2016年の最終的な投票率は58.3%、過去最低の投票率は2000年の43.6%だった。中国政府の主導で新たな選挙規定が設けられたこともあり、今回の選挙では当局が候補者を厳しく精査する格好となっている。また16年の選挙では半分の議員が直接投票で選ばれたが、今回はその割合が4分の1を下回っている。数十人の野党候補が政府転覆を図った容疑で逮捕されている上、取り締まりを受けて亡命したケースや、政界を引退した候補も多い。
香港の立法会議員選挙、有権者の関心低く投票率低迷
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