ジョー・バイデン米大統領は21日、ジョー・マンチン上院議員(民主、ウェストバージニア州)が反対している民主党による教育や医療、気候変動対策向けの約2兆ドル(228兆円)の歳出法案について、「ビルド・バック・ベター(より良い再建)法案が成立する可能性はある」と述べ、同議員と合意への道筋をつけることに楽観的な見解を示した。チャック・シューマー上院院内総務(民主、ニューヨーク州)はマンチン氏の反対を受ける中でも、上院での採決を年明けの早い時期に予定している。マンチン氏のオフィスからはバイデン氏の21日の発言について今のところコメントは得られていない。マンチン氏は20日、ホワイトハウスの側近らによる協議への対応を批判し、民主党として新たな法案パッケージの取りまとめに着手するべきだと発言していた。