2022年に米連邦公開市場委員会(FOMC)での投票権を得る地区連銀総裁は、インフレを抑制するため利上げを強く支持する公算が大きい。  1年ごとの輪番制のFOMCで新たに投票権を獲得するのは、カンザスシティー、セントルイス、クリーブランド、ボストン各連銀の総裁。一方、アトランタ、シカゴ、サンフランシスコ、リッチモンド各連銀のトップは投票権を失う。  連邦準備制度理事会(FRB)は昨年12月15日のFOMC後、22年中の利上げを予想していることを示唆しており、投票権を持つ顔ぶれの変化によって政策の道筋が大きく変わる可能性は低い。