ウクライナ危機を巡って外交交渉が続けられた今週、ロシアは戦車や歩兵戦闘車、ロケット弾発射機などの軍事装備を極東の基地から西方へ移動し始めた。米当局者やソーシャルメディアの情報で明らかになった。装備はなお移動中だが、当局者や専門家は、ロシアによる軍備増強の次の段階なのか否かを見極めようとしている。ロシアは既にウクライナとの国境付近に10万人以上の部隊を配置している。ロシア軍専門家で米シンクタンクの研究員を務める外交政策研究所のロブ・リー氏は、「これはほぼ間違いなくウクライナに向かうだろう」と語った。同氏はこうした軍装備について、現在の危機下でロシア東部軍管区から移動させる第1弾とみられると述べた。
ロシア軍、ウクライナ方面へさらに移動 意図巡り高まる臆測
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