米オリンピック・パラリンピック委員会(USOPC)は北京五輪・パラリンピックに参加する自国の選手団に対し、普段使用している携帯電話ではなく使い捨てのプリペイド式端末を持参するよう勧告した。2月4日に開幕する北京大会で、端末が監視される可能性があるとしている。この指針は9月の勧告書で打ち出され、12月に公示されていた。「全ての端末、連絡、取引、オンライン活動が監視される可能性がある。あなたの端末が悪意あるソフトウエアに不正侵入され、将来の使用に悪影響が及ぶ可能性もある」と注意を呼びかけた。北京五輪では外国からの観客が禁じられているため選手の家族や友人は同行できない。使い捨て端末では選手が親しい人と連絡を取るのに苦労する可能性がある。ソーシャルメディアでも演技や戦績をアピールしにくくなりそうだ。