米政府がウクライの親ロシア派への経済制裁を準備している。政府当局者が明らかにした。外交努力や圧力を通し、ロシアに隣国への侵攻を思いとどまらせたい考えだ。当局者はロシア政府ではなくウクライナの個人を対象に準備している制裁について、ロシアを直接追及することに対する米政府のためらいを示すものだと述べた。準備している制裁は少なくとも4人の個人の資産を凍結するもので、早ければ20日にも発表される可能性がある。国務省はこの件についてコメントを控えた。財務省からも今のところコメントを得られていない。また米政府当局者らは制裁対象となる個人の身元を明らかにしていない。アントニー・ブリンケン国務長官は19日にキエフでウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領と、21日にジュネーブでロシアのセルゲイ・ラブロフ外相と会談する予定。