――投資家向けコラム「ハード・オン・ザ・ストリート」 ***  米ネットフリックスはある意味、批判にいかに強いかが間もなく明らかになるかもしれない。  ストリーミング配信の雄であるネットフリックスは、米国とカナダ市場で利用料を引き上げた。14日発表された今回の値上げは、三つの定額制プランで一律11%の値上げとなる。これは、2020年10月に実施した前回の値上げを大きく上回る。前回は二つのプランのみを対象とし、平均約8%の値上げだった。  ネットフリックスはそれ以降、他の地域でも値上げしているものの、米国・カナダ市場は同社にとって最大かつ最ももうかる市場だ。