米国で22日、新型コロナウイルス感染による入院者数の7日間平均が15万8788人となり、2日連続で減少した。厚生省が明らかにした。また全国の新規入院患者数も減少している。ただ一部の州ではオミクロン株の感染拡大による影響が深刻化し、感染による自宅療養者も数百万人に達している。国勢調査局が1月上旬に実施した調査によれば、新型コロナへの感染か、感染の症状が見られる人の看病で仕事ができないとした回答者数は約880万人だった。同局が2020年半ばに同様の調査を開始して以降で最も多く、これまでの記録である21年1月の660万人を大幅に上回った。欧州ではオミクロン株の感染の波がピークを越えた兆候が見られ、一部政府は日常生活に関連する規制を緩和し始めている。アイルランドでは22日、接客業の営業時間をパンデミック(世界的大流行)以前に戻すことが認められたほか、ソーシャルディスタンス(社会的距離)の維持に関する規制も撤廃。屋内外のイベントについても上限人数は設けないなど、公衆衛生面のほとんどの規制が解除された。
オミクロン株拡大、入院者数は減少も欧米で深刻な影響続く
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