韓国「出生率急減」も技術進歩でカバー、日本の労働人口減の深刻度日本の労働力人口は、20年から40年までの間に15.4%の減少。これに対して、韓国は9.6%の減少にとどまる(写真はイメージです) Photo:PIXTA

韓国の出生率が急激に低下
高成長時代の終わりの始まりか?

 韓国の合計特殊出生率が2020年に0.84という記録的な低水準になった。

 1人当たりGDP(国内総生産)では2030年までに日本を追い抜くと予想されている韓国だが、「これまで続いた韓国の高度経済成長は、これでとどめをさされるだろう」という見方がある。

 これまで、韓国は世界の他の先進国に比べて著しく高い成長を続けてきた。しかし、人口が増えなくては、それはできなくなるだろうという見方だ。

 もしそうであれば、これまでの韓国の高度成長を前提にして将来を考えるのは間違いだということになる。

 この考えは正しいのかどうか。