多くの米国人が感謝祭の残り物をほおばっていたころ、アボカドのマーケティングを手掛ける米アボカドス・フロム・メキシコは、同社のスーパーボウル向けコマーシャルを脅かす危機に直面していた。南アフリカで新型コロナウイルスの新たな変異株が急速に広がっていたが、アボカド生産者・出荷業者を代表する非営利マーケティング組織の同社は、ケープタウンでのCM撮影を計画していた。マーケティング責任者のイボンヌ・キンザー氏は、「方向転換が必要」と最高経営責任者(CEO)にテキストメッセージを送った。オミクロン変異株の感染拡大で、広告主にとっては1年で最大のイベントであるスーパーボウルに暗雲が立ち込めている形だ。今年のスーパーボウルは2月13日にNBCで放映される。
スーパーボウルCM、オミクロン対応に四苦八苦
広告はコロナ禍の暗い世相に配慮し「ユーモラスで明るい内容に」
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