米小売りチェーン大手ウォルマートが出資するフィンテック新興企業が2社を買収し、新たなブランドで事業を展開する。発表によると、米金融大手ゴールドマン・サックス・グループの元幹部2人が率いるこの新興企業が買収するのは給与関連サービスのイーブン・レスポンシブル・ファイナンスとスマホ決済アプリのワン・ファイナンス。株取引アプリを手掛ける米ロビンフッド・マーケッツへの投資などで知られるリビット・キャピタルとウォルマートがこの新興企業を合弁で設立した。ウォルマートは過半数の株式を所有する。新興企業は2社を買収後、「ONE(ワン)」ブランドで事業を展開する。関係者によると、今回の買収対象2社の企業価値は直近の資金調達ラウンドで合計約4億ドル(約460億円)と評価された。